ダブルインパクト追い笑い声は誰の判断か|日テレ「不体裁」認める|滝音優勝

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7月20日放送の「ダブルインパクト2026」で滝音が2896組の頂点に立ち優勝しましたが、放送中の「追い笑い声」が不自然だったとXで批判が殺到しています。J-CASTニュースが日本テレビに問い合わせたところ、「放送上不体裁があったことは事実」と回答。笑い声を意図的に足したのは誰の判断だったのか、演出の裏側に注目が集まっています。

日テレは「放送上不体裁があった」と認めている

J-CASTニュース(7月21日配信)の取材に対し、日本テレビは「放送上不体裁があったことは事実」と回答しています。

この回答は、追い笑い声の指摘だけでなく、蛙亭のネタ中に発生した暗転タイミングのミスも含めた放送上の問題について言及したものとみられます。

ただし、日テレは「追い笑い声を意図的に足したのか」という点について具体的に認めた表現は使っておらず、「不体裁」という包括的な表現にとどめています。笑い声を足す判断を誰が行ったのか、音声ミキシングの段階で入ったのか、あるいは会場の音声を拾う過程で不自然に聞こえたのかといった技術的な詳細は明らかにされていません。

バクサイやXを確認したところ、テレビ制作の関係者を名乗る人物からの具体的な内部証言は見つかっていません。ただし、テレビ番組の音声処理に詳しいとみられるユーザーからは「お笑い番組で笑い声のバランスを調整すること自体は一般的だが、明らかにネタの間(ま)と合っていない笑い声が入っているのは調整の域を超えている」という趣旨の投稿がありました。

追い笑い声は滝音だけでなく複数の組で確認されている

放送開始直後からXでは笑い声の不自然さを指摘する投稿が相次ぎ、滝音の漫才だけでなく他の出場者のネタでも同様の違和感が報告されています。

週刊女性PRIMEが報じた視聴者の反応を代表するのが、以下のような投稿です。

「なんというか生放送なんだが、笑い声を足してる感じが、いかにも日本テレビの番組…。笑い声なしで見れんのかなあ」

具体的に指摘されているのは、ネタのオチのタイミングとは微妙にズレた位置で大きな笑い声が入っている点です。特に漫才のボケとツッコミの間(ま)に、本来の客席の反応よりも一拍早く笑い声が入るケースが複数確認されたとXでは報告されています。

この現象が1組目の滝音のネタだけに起きたのか、全8組を通じて起きたのかは、放送を録画して検証したとみられるユーザーの投稿によると「全体的に笑い声が乗っている印象で、特定の組だけというわけではなかった」とのことです。

ヤフコメでは、他局の賞レースとの比較から問題の本質を突いた投稿も出ています。M-1グランプリ(テレ朝)やキングオブコント(TBS)では会場の生音をそのまま放送するのが基本とされており、「お笑いの賞レースで笑い声を足すのは芸人のネタの面白さを正当に評価できなくなる」という趣旨の指摘が複数見られます。

蛙亭のネタ中にも暗転ミスが発生していた

追い笑い声の問題だけでなく、蛙亭のネタ中に暗転のタイミングがズレるミスも発生しており、放送事故級のトラブルが複数重なっていました。

スポニチ(7月20日配信)によると、蛙亭のコントの途中で暗転のタイミングが早すぎたとみられるシーンがあり、Xでは「あれ、早かった?」「暗転が正しかったのか分からない」という声が出ていました。

日テレが「放送上不体裁があった」と回答したのは、この暗転ミスも含めた番組全体の演出上の問題を認めたものとみられています。生放送であるがゆえの技術的なミスだった可能性はありますが、追い笑い声と合わせて「番組の制作体制に問題があったのではないか」という指摘につながっています。

滝音の優勝は実力によるもので演出問題とは無関係

演出への批判が広がる一方で、追い笑い声の問題は番組制作側の責任であり、滝音の実力に疑いを持つ声はほぼ見られません。

滝音はさすけ(36)と秋定遼太郎(38)による吉本興業のコンビで、2016年結成。KOC2020で決勝に進出しながらも「無冠の帝王」と呼ばれてきました。今回はトップバッターで漫才475点を叩き出し、合計951点で2位に8点差をつけての文句なしの優勝です。

Xでは「実力で獲った優勝が演出のせいでケチをつけられるのがかわいそう」という同情の声が多く上がっています。問題の焦点はあくまで日テレの制作体制であり、滝音のネタの完成度とは切り分けて考える必要があります。

M-1やKOCでは笑い声を足さない ― 日テレの音声ポリシーとの違い

M-1グランプリ(テレ朝)やキングオブコント(TBS)では会場の生音をそのまま放送するのが基本とされており、追い笑い声が大きな問題になったケースは確認されていません。

お笑い番組で笑い声を追加する手法は「ラフトラック」と呼ばれ、海外のシットコムでは一般的です。しかし日本のお笑い賞レースでは、ネタの面白さを正当に評価するために客席のリアルな反応をそのまま流すのが暗黙のルールとなっています。

一方で、日テレのバラエティ番組では以前から「笑い声や効果音を強めに乗せる」傾向があるとXで指摘されることがありました。今回の「いかにも日テレ」という反応は、そうした過去の印象が重なったものとみられます。ダブルインパクトは日テレ・読売テレビが2025年に新設した賞レースであり、M-1(2001年〜)やKOC(2008年〜)と比べると制作ノウハウの蓄積が浅い段階ともいえます。

日テレが「不体裁」と認めたことで、第3回大会(2027年)以降の演出方針にも影響が出る可能性があります。追い笑い声が意図的な演出だったのか、音声ミキシング上の技術的なミスだったのか、日テレからの追加説明が待たれる状況です。

新情報が入り次第、追記します。

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