かりあげクン連載終了なぜ|コボちゃんも終わる?前立腺がんの影響はあるのか

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2026年7月7日、漫画家・植田まさし氏(79歳)の「かりあげクン」「おとぼけ部長代理」「新フリテンくん」の3作品が一斉に連載終了しました。なぜ46年続いた「かりあげクン」は突然終わったのか。芳文社・双葉社・竹書房の3社が出版社の垣根を超えた異例の合同声明を出した背景と、「コボちゃんも終わるのでは」という不安の声について整理しました。

かりあげクン連載終了の理由は「使ってないネタを探すのに時間がかかるようになった」

最も気になるのは、なぜ46年も続いた「かりあげクン」が突然終わったのかという点ではないでしょうか。

植田まさし氏本人が双葉社の運営するサイト「ふたまん+」のインタビューで、連載終了の理由を語っています。

植田氏は、ネタ作りについて「時代背景に捉われない普遍性をまず考えてやっています」と前置きした上で、「年をとって、アイデアの出る速度が遅くなってしまった」と明かしました。

具体的には、たとえば正月のネタだけでも46回は描いており、他の作品も合わせれば100回以上になるとのこと。「使ってないネタを探すのに、時間が取られるようになったんですね。それが今回、連載を終了することにした理由でもあります」と説明しています。

つまり、アイデアが枯渇したわけではなく、40年以上にわたって描き尽くしてきたからこそ、まだ使っていないネタを見つけ出す作業に時間がかかるようになったということです。

最終回を描き終えた感想についても「46年もずっと描いてきたので、まだ最終回を描き終えたという実感は、あまりありません。本当にこの46年は、アッと言う間で」と率直な心境を語っています。読者へのメッセージでは「面白い作品が描けたときが、一番楽しい瞬間でした。長い間読んでいただいて、ありがとうございました」と感謝を述べています。

終了した3作品はどれか|46年・45年・47年の長寿連載

今回連載が終了したのは以下の3作品です。

1つ目は「ほんにゃらゴッコ かりあげクン」です。1980年に「週刊漫画アクション」(双葉社)で連載開始し、46年にわたって続きました。単行本は69巻が刊行中で、1989年にはテレビアニメ化、2023年には実写ドラマ化もされています。最終回は7月7日発売の「漫画アクション」7月21日号に掲載されています。

2つ目は「おとぼけ部長代理」です。前作「おとぼけ課長」から通算すると1981年から芳文社「まんがタイム」で連載されており、45年にわたって続きました。「まんがタイム」の創刊号から掲載されていた看板作品で、芳文社は雑誌の表紙で「創刊から45年連載ありがとう!」と感謝メッセージを掲載しています。

3つ目は「新フリテンくん」です。前作「フリテンくん」から通算すると1979年から続く作品で、竹書房「まんがライフオリジナル」に掲載されていました。こちらは7月10日発売号が最終回となります。

3社が出版社の垣根を超えた異例の合同声明

今回の連載終了で注目されているのが、芳文社・双葉社・竹書房という3つの異なる出版社が、出版社の垣根を超えて合同メッセージを発表したことです。

7月7日発売の「漫画アクション」と「まんがタイム」の誌面で、3社の編集部が連名で以下のメッセージを掲載しました。

「長きにわたり極上の笑いを届けてくださった植田まさし先生に心より深く感謝申し上げます。そして、これまで作品を愛し、温かくお支えくださった読者の皆様に御礼申し上げます。ありがとうございました」

競合関係にある出版社が合同で声明を出すのは極めて異例のことです。それだけ植田まさし氏の功績が大きかったことを物語っています。

実は「まんがタイム」自体が、植田氏の4コマ漫画「のんき君」をきっかけに創刊された雑誌です。さらにそこから派生した「まんがタイムきらら」は、いわゆる”萌え4コマ”の人気誌として知られています。つまり、日本の4コマ漫画誌の歴史そのものが植田まさし氏と共にあったと言えるのです。

コボちゃんも終わるの?|読売新聞は「継続」

SNSでは「コボちゃんまで終わってしまうのでは」と心配する声が多く見られます。結論から言うと、「コボちゃん」は読売新聞で連載が継続されます。

まんがタイム編集部は公式Xで「植田先生のコミックス『新コボちゃん』第61巻は本日7月7日、できたて発売中です。『新コボちゃん』は今後も芳文社より続刊が発売されますので、今後ともよろしくお願いいたします。読売新聞朝刊上でも大人気連載中です」と明確に告知しています。

つまり、今回終了したのは雑誌連載の3作品であり、読売新聞で連載中の「コボちゃん」は別扱いということになります。「コボちゃん」は1982年の連載開始以来、44年にわたって読売新聞の朝刊を飾り続けており、こちらは引き続き楽しむことができます。

植田まさし経歴|79歳・前立腺がん公表からの復帰

植田まさし氏は1947年5月27日、東京都世田谷区生まれの79歳です。1971年に「週刊漫画TIMES」で「チョンボ君」を連載してプロデビューしました。

1970年代に「フリテンくん」で人気を博し、1980年に「かりあげクン」、1982年に「コボちゃん」の連載を開始。以来、半世紀以上にわたって日本の4コマ漫画界を牽引してきた第一人者です。2016年には「かりあげクン」で第45回日本漫画家協会賞カーツーン部門大賞を受賞しています。

健康面では、2022年6月に代表作「コボちゃん」をしばらく休載しました。2023年3月に連載が再開された際、読売新聞が「作者の植田まさしさんが前立腺がんと診断され、治療に専念しておりました」と説明しています。

今回の3作品連載終了を受けて、体調への心配の声も出ていますが、かりあげクン編集部は植田氏の体調について「元気です」と説明しており、多くのファンを安心させています。

かりあげクン公式「永久不滅です」

「かりあげクン」公式Xは、連載終了の発表後に「突然のお知らせになってしまい驚かれたかと思います」と読者に向けてメッセージを発信しました。

その上で「でも!『かりあげクン』はかりあげクンのまま、永久不滅です」と宣言しています。公式Xの運営は現状維持で継続し、コンビニコミックスの刊行も続くとのことです。また、双葉社の「ふたまん+」でも植田氏の厚意により「かりあげクン」の掲載は今後も継続されることが発表されています。

雑誌での新作連載は終わりましたが、46年間で蓄積された69巻分の作品は今後も読者の手に届く形で残り続けます。植田まさし氏は直筆メッセージで「長い間お世話になりました!!」とキャラクターの絵とともに感謝を伝えています。

新情報が入り次第、追記します。

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